はじめまして
皆さん、早いもので今年も残りわずかですね
クリスマスの朝はプレゼントが置かれていましたか?
僕は愛馬の生首が置かれていました
コルレオーネに逆らってはいけない
なんやかんや今年も1年映画を満喫して、このブログもひっそりと続けられております
まだまだ観たい映画はありますので、来年も続けていけたらいいね
さて、2018年最後に観た映画はコチラ
世界で大人気!
痛快娯楽家族愛鮫竜巻映画シリーズ!
「シャークネード ラスト・チェーンソー」
このシリーズめっちゃ面白かった
(シャークネードシリーズ全体の感想、および多分のネタバレを含みます。興味がある方は是非本編を観てから読んでください)
〈あらすじ〉
アメリカから世界、そして宇宙までをも舞台にしてシャークネードと戦い続けてきたフィン。
しかしその代償は大きく、最愛の家族を失ってしまった……。
失意のどん底にいた彼の前に、息子のギルが未来からタイムマシンに乗って現れる。
フィンはシャークネードとの戦いに決着をつけるため、過去へと旅立つ決意を固めた。
(公式サイトから引用)
はい
シャークネード未見の方にはあらすじだけ読むと「何言ってんだコイツ」と思われるかもしれないですが、実際にそうなんだから仕方ない
主人公がシャークネード(サメ入りトルネード)を利用してタイムワープを繰り返し、世界を救うお話です
サメを退治するためプテラノドンに乗る主人公達
本作シャークネードシリーズの6作目にあたり、シリーズの最終作です
皆さまご存知だとは思いますがシャークネードとは鮫入りトルネードが襲いかかるサメ映画シリーズでして、
普通のサメが海中だけを射程範囲にしているのに比べ、空中から降り注ぐことによりサメが更に凶悪になっているという非常に斬新な発想で作られた映画です
(え?トルネードに入ってたら石でもクマでも凶悪なんじゃないかって?うるせえ!俺は鮫入りトルネードが観たいんだ!)
実はラスト・チェーンソーだけ観るとそんなにトンチキでもないと言いますか、
「シャークネードでタイムワープを繰り返して歴史の度々で各地に発生したシャークネードを撃破して、最終的に世界滅亡の引き金となった始まりのシャークネードを退治する」
という比較的落ち着いた内容なんですね
これは1〜4までがサメ映画として「いかにサメを暴れさせるか」という名目のもとやりたい放題していた作品だったのに比べ
5作目、そして6作目の本作は「いかにシャークネードシリーズ、主人公のフィンの物語をまとめるか」という方向で作られたかの違いだと思います
純粋にエンターテイメントサメ映画としては正直1〜4までの方が面白いかなと
ただ個人的には、幾多のシャークネードを潜り抜け世界の英雄と「なってしまった」フィン・シェパードの物語として観るなら5〜6の流れは最高でした
世界滅亡、愛する家族を失ったフィンの絶望
そしてそれを取り戻すために奮闘し、愛する妻の力を借りて「何もなかった」選択をする
平和な世界と家族を取り戻し普通の父親に戻る主人公
最後に画面に「FIN」の文字
(シャークネードの終わりでもあり、フィンの物語の終わりでもあり、フィンの名前を記したものでもある)
サメ映画でちょっとしんみりするとはな
予想外だったぜ
どの作品も単体で楽しめるし、全体を通して物語にケリをつけたところは素晴らしいと思います
登場キャラクターもどんどん個性的になっていき、再登場とかが意外と熱いです
まぁヒロインの奥さんの扱いはどうかとは思うけどな!!
目からレーザーを出すヒロイン(主人公の妻)
主人公のフィン・シェパードは、あくまでごく普通の人間なんです(どんどん人間離れしていくけど)
そんな彼がなぜシャークネードという超自然災害に立ち向かうのか
それは家族のためです
シリーズを通して彼はずっと家族を救うため、そして世界を救うため奔走してシャークネードを撃破します
結果、彼は世界の英雄と呼ばれるようになりアメリカ大統領も彼を表彰したり、シャークネード退治の専門家として各国に呼ばれたりします
でもあくまで「ただの人」なんですよ
周りがフィンを誹謗中傷したり彼を頼ったりしてもやれる事はそんなに多くないんです
というよりフィンである必要が無いことが殆どです
それでもフィンは家族のために戦い続け、一度は全てを失ってしまいます
しかし最後に彼は全てをやり直すチャンスを与えられ、「全て無かった」ことにしました
もうフィンを「英雄」と呼ぶ人はいません
世界の要人も彼を頼ったり力を貸してくれはしません
でもフィンが選んだのは「ただの父親に戻る」選択肢だったんですよ
もうフィンがチェーンソーでサメを退治することは無いんでしょう
でも、シリーズを追いかけているとフィンが普通の生活に戻れるのが一番幸せなんだな、って感じてしまいました
彼の最後のチェーンソー、皆も観てくれよな!
サメに食べられながらも目からレーザーを出すヒロイン(主人公の妻)
(終)