＊「ニューダンガンロンパⅤ３」の初見プレイ感想記事です。ダンガンロンパシリーズのネタバレを多分に含みます
～前回のあらすじ～
明らかに入間が何か企んでた
～この気だるき裁判を～
裁きの祠へ集合
すっかり人数も減ってきましたね
まだ事件は分からないことだらけだが、皆は「超高校級の探偵がいるから大丈夫」と安心しているようだ
なんか最近妙に期待されてるんだよな最原君
闇落ちのフラグでないといいけど
エレベーターに乗って裁判場へ
このスカスカな感じが懐かしいぜ
今まで協力してくれたモノタロウはモノファニーに殴られて正気に戻ってしまったようだ
何か今回モノタロウ死亡フラグめちゃくちゃ立てるんだけど脱落コイツなのかな？
最後に残るのモノファニーなの？
何かと問題はあったがいなくなっては寂しい女、入間
彼女のためにも今回の事件を議論していきましょう
でも僕の推理は入間の自殺（というか事故）だと思うなぁ
～現実と電脳世界を～
裁判開始直後
王馬が「もし投票結果が同数となったらどうなるか？」を質問
今まで結構な数の裁判してきたけどこうなったパターンは無いのよね
答えは「片方が正解だったらオーケー」というものだった
って事は今後裁判で同数に投票する展開が来るのかな？
オシオキも両方受けるんだろうなぁ……
最初の議論は「１人だけ先にログインしていた百田がソファの毒薬で殺したのではないか？」という事から
確かに全員が無防備な状態のなか、１人だけ自由に動けた百田になら殺害は容易に思えるが……
そもそも入間は毒殺されていない
（現場にあった毒は被害者の目が充血してしまうものだが、入間はそうなっていない）
現実世界に死因となりそうな外傷が無いため、恐らく入間が死んだのはプログラム世界の出来事
危険のものは存在しないはず世界だが「アバターに致命的なダメージが入ると本体も死亡する」仕様がある
ゴン太はここまできてもプログラム世界が良く分かっていないようだ
可愛いね
では入間が電脳世界で負った致命的ダメージとは何か？
その道のプロの魔姫ちゃん曰く考えられるのは絞殺
（毒殺もあり得るが今回は除外されている）
首を押さえていたのは呼吸が苦しくなって死んだ証拠
だが「アバターの身体能力は全て同一」というルールがある以上素手で首を絞めたとは考えにくい
クロは「電脳世界は物が壊れない」というルールを利用してトイレットペーパーをロープ代わりに美兎ちゃんを絞殺した
あれー？クロがいるのか？
でも電脳世界で人が死ぬって知ってたメンバーいなくない？
しかしトイレットペーパーが落ちていたのは館の傍
美兎ちゃんが死んでいた教会からは遠い位置になる
クロが証拠隠滅のために持ってきたのだろうか？
だがトイレットペーパーが凶器だとすると、現場に落ちていたハンマーは誰が何のために持ち込んだのか？
考えられるのはハンマーを用意したのが入間本人という事
更に入間は王馬と待ち合わせをしていた
ハンマーを隠し持ち、王馬を呼び出したという事は……
入間はプログラム世界で王馬を殺し、現実世界での殺人に偽装しようとしていた
（毒薬をソファに置いたのも一番最後にログインした入間自身）
その罪を百田に被せるため、秘密の携帯電話を使用して百田を強制的にログアウトさせている
百田がログアウトしたことまでも入間の策略
数多くの仲間を失ってなお入間が殺人を計画していた事、その世界に引きずり込まれた事にショックを受けるメンバー
だが王馬は企みに気付いており「俺達のやっているのはそういう疑心暗鬼のゲームだ」と皆を諭した
まぁ俺は入間ならやりかねないなと思っていたけど
人が死ぬ可能性を黙っていたり、自分だけ凶器を持ち込んだり、強制ログアウトを可能にしたりそのうえ世界の設定についていくらでも誤魔化せる立場だった入間
この事件は電脳世界という入間が全てを都合よく出来るルールで行われた殺人事件だったのだ
だけどその入間が被害者なんだよね
その計画を知ってたなら王馬しかクロがいなくないか？
～ウソと真実の狭間を～
信頼していた仲間に裏切られたのはショックではあるが、その入間が犠牲となっているの不可解
今のところ入間と待ち合わせをし、殺人計画を見抜いていた王馬が一番怪しい
だが王馬は「屋上に鍵がかかっていて入れず、入間と会えなかった」と容疑を否認
「そもそも一回も屋上には行っていない」との事
だが魔姫ちゃんがログアウト前に確認した時に鍵はかかっておらず、屋上の捜索をした百田も鍵を掛けていなかったらしい
王馬の容疑は晴れない
というかこのままだとシンプルに王馬がクロになってしまう
怪しすぎて怪しくないんだよな王馬
王馬が入間に会ったかどうかはこれ以上の情報が無く判断が出来ないので、まず入間がどのように館近くまで来たのかについて議論
川に架かっていた橋代わりの看板は入間自身が流してしまい、館側までは来れなかったはず
考えられるのは入間にしか使えない隠しルート
携帯電話の存在を隠していたように、入間は自分にしか使えない「何か」を使って移動した
そのヒントとなりそうなのは追加された壁
入間は自身のアバター属性を「人」から「物」に変更し壁を通過できるようにしているが、世界の両端にある壁を通過できても館側に行けそうには見えないが……
入間と同じく不可解な移動をしている看板
川下に流れたはずが川上に戻っている奇妙な動きをしている
そしてやけに「全ては繋がっている」と強調してくる王馬
それらの情報から考えられるプログラム世界の秘密
それはプログラム世界はループしているという事
「一方向に進み続けると元の位置に戻る」という現実ではありえない構造がこの世界では起きていた
これならば川下に流れた看板が川上にある事も説明がつく
当たった！
プレイヤー目線だと分かりやすい謎だったね
ループのポイントはマップ切り替えポイント
あそこは世界の真ん中にあるのではなく、世界の端に位置していた
館と教会が隣り合っているのが世界の本来の構造
入間は館と教会の間に壁を作り分断、さらに地図の描き方を細工することで館と教会は離れていると誤認させていたのだ
この距離であれば館から教会側の音やキーボの声が届いても不思議ではない
（音は貫通するはずなので）
入間は教会側の探索を申し出て、この壁を自由に出入りすることで館へと向かいアリバイを確保しながらの殺人を企んでいた
何から何まで入間が元凶な気がしてきたなこの事件
世界の謎を解き明かした最原君を「キミは使える」と評する王馬
王馬もちょっと反応というか対応が変な感じなんですよね
値踏みしてるというか、最原君に何かやらせるようと企んでるのか？
だがこの細工を施し、事件を企んだ入間が被害者になってしまっている
不可解な移動のトリックは解いたものの、クロが分からない状態
果たしてクロは一体誰なのか……？
いまだに一番王馬が怪しいんだよね
とりあえずプログラム世界での入間の行動を把握してみましょう
入間は
皆とログイン、館の中で世界の説明をして教会へ
教会で探索メンバーを振り分け、自分は教会に残る
教会側で「外を探索する」と言って個人行動開始
そしてこの後
壁を通過して館の屋上へ向かった
（この姿を窓からつむぎちゃんに見られている）
百田を強制ログアウトさせたのもこの辺りのタイミング
入間が王馬を狙っていたなら、恐らく屋上に鍵を掛けたのはクロ
（入間が掛けるなら王馬が屋上に入って来た後のはずなので）
入間はこのタイミングで屋上で絞殺されている
が、アバターが見つかったのは教会の近く
クロは屋上から教会側までアバターを移動させた？
で、スノコを使うのか
館と教会は隣り合っているが、壁を通過できるのは入間のみ
アバターの身体能力が同一である以上、ゴン太がブン投げたという事も出来なそうだが……
王馬から「館は丘の上にあって高い」「屋上の屋根は急斜面」という助言も合わせて考える
何故コイツはこんなに詳しい感じなんだ
クロは屋根から滑り台の要領で入間のアバターを滑らせて教会の壁にぶつけた
現場にあったスノコはその時入間を乗せるのに使われたもの
Ⅴ３のトリック、滑り台だのロープウェイだのダイナミックな移動方好きね
これならば
現場に飛び散っていたハンマーや携帯電話
メンバーが聞いた大きな音
についても説明が付けられる
入間は館の屋上で殺されたのは間違いなさそう
となるとクロは館側の探索をしていた誰かになる
（入間以外は壁を通過出来ないので）
容疑者は最原、白銀、百田、王馬、ゴン太の５人
そしてこの中で一番怪しい人物となると……
～探偵と総統の駆け引きを～
明らかな嘘を吐いている王馬が怪しい
「１回も屋上に入ったことが無い」と言っていたのに屋上の構造を知っていた王馬
この事件について妙に詳しい素振りを見せているのも気になる
屋上に行ったことを意地でも認めようとしない王馬
無理矢理にでも認めさせるため「事件直前にサロンに行ったが王馬を見ていない」と偽証して、皆の空気を最原君に引き寄せる
（王馬には見抜かれてしまったようだ）
この顔見るたびにフリーザ第三形態を思い出す
最原君の偽証を信じた皆に詰められ、渋々と屋上に行ったことを認めた王馬
「真実を話してあげる。仕返しのためにも」と自白を始めた
え？マジで王馬がクロなのか？？
今回の事件の始まりはログイン前に入間が王馬に待ち合わせを持ちかけた時
この時既に違和感があった王馬は入間に尋ね、自分でもコッソリ調べることでプログラム世界についての事を皆より先に知っていた
だからショック死を利用できたのか
そして「入間が自分を殺そうとしている」と気付いた王馬はそれを逆手に取った犯行を決意
入間に協力するフリをして、他の皆もプログラム世界におびき寄せた
そして入間の企みを利用してモノクマに話を持ち掛けていた
地下室でコッソリ会っていたのはコレか
モノクマと王馬は手を組み、プログラム世界に「動機」を置いていたらしい
皆が探していた「外の世界の秘密」とは「動機」の事
「ゲームマスターのモノクマが個人に肩入れをした」と非難轟轟の状況だが、王馬は「詳しい事は後で話すから」と罪の告白をしてしまった
「クロは獄原ゴン太である」と
………………え？
～意識と記憶の縺れを～
王馬の告白に驚く皆
そして誰より驚いているゴン太
そりゃそうなるよ
今までのを素行を考えるとこれは王馬の嘘……？
苦し紛れにゴン太に罪を被せているように見える
実は王馬とゴン太は組んでおり「二人でコロシアイを終わらせるため活動していた」のだと言う
王馬が計画を立て、ゴン太が実行するなら今回の犯行も可能そうではあるが……
当のゴン太が一番困惑している様子
そもそもゴン太に隠し事が出来るとは思えず、このような事をする性格でもない
「プログラム世界を理解出来ていないゴン太を騙してるだけで、クロは王馬」と主張する百田
だが今回の犯行は王馬には不可能
入間が標的である王馬のアバターに細工をしており「入間が王馬に触れると行動不能になる」という設定がある
トイレットペーパーで絞殺という時間のかかる犯行である以上、仮に王馬がクロだとしたら触れられて失敗しているはず
容疑者５人のうち
王馬は犯行不可能
百田は事件前にログアウトしてログインの形跡が無い
最原君とつむぎちゃんは互いがアリバイの証人になっている
犯行が可能だったのはゴン太のみ
「そんな紳士じゃない事は絶対しない」と泣いてしまうゴン太
彼の事を信じてやりたい
信じてやりたい……が
現時点で犯行が可能だったのがゴン太だけというのは紛れもない事実
どれだけ皆から非難されようと、全員で生き残るために考えることを止めるわけにはいかない
最原君の過去のトラウマがどんどん刺激される展開に……
しかし何度話を聞いてもゴン太は「何も分からない」と言ってばかり
その様子も嘘を吐いているようには見えない
仮にゴン太がクロなのだとしたら、嘘が吐けない彼の性格的にボロが出てしまうはず
が、思い返すとゴン太はログアウトしてからずっと「何も分からない」「何も知らない」と言い続けている
てっきりプログラム世界の事を良く理解できていないのだとばかり思っていたが……
ゴン太はプログラム世界での出来事を何も覚えていないとしたら口を滑らせるなんてことは絶対にない
考えられるのはモノタロウが報告していたアバターに関するエラー
記憶と意識のコード接続が上手くいかず、記憶に関するエラーが発生してしまっていた
ちなみに原因は秘密子ちゃんが「おはしを持つ方の手が右」と言っていたのを、左手で箸を持つゴン太が聞いてしまったから
何やってんだ夢野ぉ！！！！（戦犯）
信じられない皆は「プログラム世界の事を覚えているか」と確認するが
「ゴン太はそこには行っていない」「装置を被ったら眠ってしまって起きたらこうなっていた」と
プログラム世界での会話や出来事を全て忘れてしまっていた
裁判で議論するゲームでそれってアリか！？！？！？
～悪意と善意の世界を～
「クロであるゴン太は入間を殺した事を忘れている」とほくそ笑む王馬
王馬が計画し、ゴン太が実行したのだとしたら事件全てを理解していてもおかしくない
だがゴン太に殺人をさせたとしても、クロになるのは実行犯のみ
仮に裁判を乗り来っても王馬が生き残る事が出来ない
優しいゴン太が殺人計画に乗る理由も分からず、この計画自体に意味不明な点が多い
だが王馬はそれをスルー
「さっさとクロを決めてしまおう」と投票を急がせる
この中で館側を探索し、アリバイが無く、プログラム世界で入間美兎に触れることが出来た唯一の人物
クロは獄原ゴン太しかいない
お前しかいない……いないんだよ……(´；ω；`)
どれだけ信じられなくても、どれだけ残酷でも、コレが真実
皆が欲しがっていたたった１つの真実
「ゴン太は人を殺すようなヤツではない」と食い下がる百田
つむぎちゃんと最原君はキーボの声を聞いて、すぐ館の外に飛び出てゴン太と出会っている
この時クロは屋上にいたはず
「身体能力が平均化して飛び降りれない以上、外にいたゴン太はクロではない」と主張するが……
（館の中を通るのは誰かに見つかるリスクが高い）
凶器のトイレットペーパーを使えば屋上から外に降りることが出来る
トイレットペーパーを屋上の望遠鏡に通しロープ代わりにして降り、下から回収すれば誰にも見つからずに外に出ることが出来る
この時最原君達と出会ったことで驚いてしまい、慌ててトイレットペーパーを館の脇に投げ捨ててしまったのが証拠として残ってしまったのだ
あ～～～～～～
だから２章で「ゴン太はロープが使える」って出るのか……
何か情報の出し方が急だなと思ってたんだよなあそこ……
「犯人が犯行を一切覚えていない」という奇妙な事件
誰より苦しんでいるゴン太を納得させるためにも、クライマックス推理にて全てを明らかにしていきましょう
明らかにしたくねぇ……
今回の事件
始まりはプログラム世界に入るための手順から
クロはうっかりコードの接続をミスしてしまい、現実世界に記憶を引き継ぐことが出来ないままプログラム世界へと入ってしまった
プログラム世界に入った皆は外の世界の秘密を探すために館と教会を探索することに
そんな中殺人計画を練っていた入間は自分のアリバイを作るため橋を流し、館と教会を分断
そして自身のアバター設定を弄っていた入間は壁を貫通し館の屋上へ
罪をなすりつけるために百田を携帯電話で強制的にログアウトさせ、殺害標的である王馬を待ち構えていた
王馬が自分に触れられないよう設定を弄り、凶器のハンマーは自分だけが持ち込み……と準備を整えていた入間だが、王馬は既に自身の殺害計画に気付いていた
王馬が共犯者として連れてきたクロによって入間は絞殺されてしまう
その後動かなくなった入間のアバターをスノコに乗せ、屋根から滑らせ壁を通過させて教会にぶつけた
クロは凶器のトイレットペーパーをロープ代わりに屋上から脱出
トイレに戻して証拠隠滅を謀るつもりが、飛び出してきた最原君達に驚いて投げ捨てしまう
そして現実に戻ったクロは自分が行った全ての犯行を忘れてしまった
被害者だけが自在に世界の壁を移動することが可能というアンフェアな構造が事件を難解にしていた
これが今回の事件の流れ
唯一犯行が出来たもの
全てを忘れてしまったもの
それが君だ、獄原ゴン太！
～繋がっているこの地獄を～
投票結果は正解
獄原ゴン太は入間美兎を殺したクロであった
事件を解き明かされ、何も覚えていないが「みんながそう言うならきっとそうなんだろう」「みんなを信じてる」と全てを受け入れたゴン太
やめろ……やめろ……(´；ω；`)
事件そのものは解決したが何故ゴン太（と王馬）が殺人を犯したのかについての謎が解けていない
優しいゴン太が自らこんな事をするとは思えないが……？
詳しい事情をゴン太自身に聞くためにプログラム世界に残された記憶を復元して「ゴン太アルターエゴ」を制作
このゲーム毎回アルターエゴ出てくるけどそんな万能なものじゃないだろ！！
全てを忘れてしまったゴン太自身が尋ねてみる
「みんなを助けたかったから」とアルターエゴは答えた
つまりゴン太は「死が救い」になるほどの何かを知ってしまったのか
実は王馬はカードキーの動機にて「外の世界」を見ていた
今回の動機は「外の世界を見る権利」
だが王馬はこれを動機として殺人を起こさず、モノクマと交渉して「動機を再利用しよう」と持ち掛けていた
モノクマはこの提案を了承
入間の企みと合わせて動機を思い出しライトへと変化させ、コロシアイシミュレーター内に置いていた
（皆が探していた「外の世界の秘密」とはコレ）
そして王馬はあらかじめその事を知っており、ログインしてすぐゴン太と２人で行動している時に「動機」をゴン太に見せていたのだ
じゃあ何もかも王馬が悪いんじゃねーか！！
しかしそもそもなぜ「外の世界を見る事」が「動機」になってしまうのか？
多分外の世界は滅んでるとかなんじゃないかな？
もう人類が生きられない環境になってるとか
だがゴン太は「それを知るとみんな絶望してしまうから」と語ってくれなかった
「この学園は地獄。しかし外の世界も地獄」と言うほどの絶望
王馬も「思わず死んでしまいたくなるほど」と語る
そんな秘密を思い出した２人はコロシアイを終わらせるために協力することにしたのだと言う
そして絶望を抱えてしまったゴン太は「いっそのこと何も知らないうちに皆を楽にしてやるべき」と王馬に唆され、犯行を決意してしまったのだ
「皆を殺してその絶望を一人で背負う」というのが今回の動機
あまりにも優しく、あまりにも悲しい覚悟で「皆の役に立ちたい」と願っていたゴン太が起こしてしまった悲劇
「皆が真実を求めてしまったせいで誰も幸せにならない」と王馬が嘆く
あのまま事件を解決せず、何も知らないまま終わらせるのが正しかったのだろうか？
「またしても余計な事をしてしまったのか」という後悔が最原君に募っていく
「皆の役に立てなくて悔しい」という言葉を残し
ゴン太に残酷なオシオキが下されてしまった
同時にモノタロウとモノファニーも脱落しました
２体いなくなるの！？
～悪のためのこの世界を～
ゴン太を失い、悲しむ皆
ゴン太が口を閉ざしてしまうほどの「絶望」とは？
外の世界の秘密とは何なのかを王馬に尋ねてみる
何だコイツ！？
王馬がゴン太に持ち掛けた「コロシアイを終わらせる」というのは真っ赤な嘘
全てはコロシアイを盛り上げるためであり、コロシアイを終わらせるつもりも、外の世界の秘密を皆に教える気も無かったのだ
王馬小吉は超高校級の総統
「お前らが苦しんでいるのを見るのが楽しくてたまらない」「この疑心暗鬼のゲームを楽しみたいだけ」と語る彼のオーラは悪意に満ち溢れていた
やべぇ……狛枝でも変態なだけだったのに、メンバー内に本物の「悪」が来るの怖いよ……
コロシアイには文字通り自分の、そして皆の命が懸かっている
それを「楽しみたい」などと笑う王馬に皆は圧倒されてしまった
「俺が悪であることを忘れなければ無駄死にはしなかった」と笑う王馬に、怒った百田が拳を振るおうとするが……
王馬のカウンター
実は王馬は「それなりに動ける」らしく、今まで百田から逃げていたのは演技であった
しかも手合わせをしたことで「百田の身体に異常がある」ことも見抜かれてしまった
貴重な魔姫ちゃんのデレシーン
倒れた百田に駆け寄る皆
裁判で活躍しなくても、力で王馬に勝てなくても、百田は皆の精神的なリーダーとなり人望を集めているのだ
「例えゲームをコントロールしているとしても、君の周りには誰もいない」と諭され、興が削がれた王馬は退出
ただこの後のコイツの処遇はどうしたらいいんだ
ほっとくわけにもいかんだろうに
そして倒れた百田の容体が急変
口から血を溢れさせてしまった
そこまで強く反撃されたようにも見えなかったが、身体の調子は相当に悪化しているようだ
フラフラになりながらも最原君を拒絶し、百田は部屋に戻った（魔姫ちゃんがサポートに回りながら）
皆を助けるためとはいえ、ゴン太がクロだと暴いてしまった事を怒っている様子
皆が生き残るには仕方ないじゃんよ～
真実を求めたことでゴン太を失い、結果的に王馬の手助けをしてしまい、百田に拒絶され、どうしたらいいか分からなくなってしまう最原君
皆が生き残るため、楓ちゃんとの約束の為に探偵として力を使うのは間違っているのだろうか？
一方、一人歩く王馬
「こんなモンで十分だろ」と何かを確かめるように口にしている
明らかに何かを知ってる感じんなんだけどやっぱコイツが黒幕？
にしては前線に出すぎだよね
「コロシアイを終わらせる時間だ」と不気味に笑った
同時刻、中庭の石には
「このせかいはおうまこきちのもの」と書かれていた
どういう事！？
気だるき異世界を 生かせ生きるだけ 閉幕
残るメンバーは 後７人
～四章感想～
吐き気を催す『邪悪』とはッ！
なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……！！
いやマジか
王馬ガチもんの「悪」やんけ！！
狛枝とも違ったベクトルでコロシアイを楽しんでいる男なのかな……
（狛枝は希望のためにコロシアイを肯定する男）
こういうキャラのお約束で「実は皆のために悪役を演じている」タイプなのかと思ってたんですが、今回流石に揺らいできたよ
しかも武闘派。ヤバい
まさかまさかのゴン太の脱落
いや。確かに「ゴン太とか前作の終里とか議論に参加出来ないけど良いヤツなキャラクターって、犯行したすぐバレちゃうからクロじゃないのは確定してるんだよね～」とは思ってたんだよ
記憶を無くすことで無理矢理犯行を可能にするなよ、泣くぞ
というか今作「第一印象」で書いたクロと被害者の予想がビビるくらい当たってないです
全作プレイしながらこんな外すヤツ他におる？？？
百田はどうなっちゃうのかなぁ
死ぬとは思うのですが、自身の体調が原因なのか、被害者になるのか、はたまた今回出てきた「同率投票」にやられてしまうのか……
今回の様子だと永くないんじゃないかなぁ……と毎回言ってる
なかなか死なない。生きてくれ百田
そして現在百田の体調、ゴン太の脱落、予想外に武闘派の王馬で意外とヤバい状況
こういう閉鎖的社会では暴力が強い者が政治の権利を持つことになります
エグイサルに太刀打ち出来ないからメンバーはモノクマ達の言う事を聞いているし、爆弾という暴力を手に入れた狛枝の暴走に付き合う事になったりしています
だけど「エグイサルってモノクマーズにしか使えない」って言われてるんですよね
現在モノクマが実は武力を持ってない……？
そういう意味ではチャンスなのかも
で、今までのダンガンロンパって大神さくら、終里赤音、弐大猫丸、獄原ゴン太とメンバーの中で一番の暴力の持ち主が「善」の側だったんですね
だから性格の悪いメンバーも基本的に「善」の判断に従ってきました（逆らっても力で勝てないから）
今回ついにメンバーで一番の暴力の持ち主が「悪」になろうとしています
王馬がゴン太に妙にくっついたり、利用した挙句に脱落させたのもゴン太が一番脅威だったからじゃないかな
（ゴン太が本気で戦ったら王馬は勝てないから、それを利用する方向で動いていた）
そして残る脅威は暗殺者である魔姫ちゃんだけ
次の章は王馬と魔姫ちゃんが対立する展開なのかな……？
ただ石に書かれた「このせかいはおうまこきちのもの」もスゴイ気になる
誰が何のために書いたんだよ
王馬本人が書くとも思えないし、メリットがどこにあるんだ？
予想だと６章で終わるので物語もいよいよ佳境
次回も頑張ります
ただ王馬死にそうなんだよな……
生かしておく理由が無いもん……
（続く）
