*本作及びダンガンロンパシリーズのネタバレを多分に含みます
古畑任三郎を観ていたので読むのが遅れました
久しぶりに観る古畑面白かったです
すまん友人
今回読んだのはコチラ
「ダンガンロンパ ゼロ(下)」

〜あらすじ〜
記憶を失い続ける少女、音無涼子
彼女は《超高校級の絶望》江ノ島盾子に、自らの希望である《超高校級の神経学者》松田夜助の殺害を予告された
彼の殺害を阻止すべく、涼子は夜助を探すのだが記憶喪失体質のためにそれも思うようにいかない
そして松田夜助も彼女を守るため、評議会委員達の依頼を進めていた
また《超高校級の諜報員》神代優兎、《超高校級の探偵》霧切響子、《超高校級のボディガード》斑井一式らも希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件について調査を進めており、徐々に事件の真相へと近づいていく
彼ら全てがシナリオ通りに動いた時、江ノ島盾子の真の目的が明らかとなる
〜感想〜
そ、そう来たか〜〜〜〜〜
まんまと騙されてしまった
上巻の感想で「涼子ちゃんって既に絶望してるよね?」という感想というか予想を立てていたんですが、こう来るとは読めなかった
絶望してるってレベルじゃねぇぞ!
真実を知った上で読み返してみると
・松田夜助は音無涼子を名前で呼んでいない
・スタイルが良いはずの江ノ島盾子がやたらと巨乳にコンプレックスがあるようなキレ方をしている(そして戦刃むくろの巻末プロフィールはド貧乳であると記されている)
・苗木くんが音無涼子と出会った時に記憶喪失前の彼女との変化を妙に気にしている
などなど
結構伏線があったんだな〜と感心
まぁでも一読しただけでは分かんないよね
音無涼子
表向きは記憶喪失系ヒロイン、しかしその正体は……
初代ダンガンロンパをプレイしてるんでこの発想も出来たはずなんだけど、やっぱ涼子ちゃんと江ノ島が会話してるシーンで騙されちゃいましたね
ちゃんと「信用出来ない語り部」だと思ってたのにね
しかしアニメ絶望編時間の裏話だとするとかなり忙しかったんだな江ノ島
記憶戻らなかったらどうする気だったんだよ
たま〜に江ノ島人格っぽいモノローグがあるので、ある程度は自分で人格がスイッチ出来たんですかね?
「音無涼子」として見ると可愛い女の子ですが、正体を知ってしまうとなんともかんとも
どっちの人格でも情緒不安定なんだよな()
神代優斗
僕の中で花村輝々の血族なのではないかと噂されている
「飛び抜けた才能の持ち主はその才能の内容に関わらず活かす事を強いられている」というロンパ世界の呪いにかかっているキャラ
まぁ神代くんは比較的有益な使い方出来てる方だと思うけど本人はコンプレックスだった模様
間違いなく超有能で上手くいけば事件を解決してしまったかもしれなかった男。それじゃダンガンロンパが始まらないじゃないか
下ネタの方向が入間的で取っ付きにくいのがキツい
斑井一式
潜影蛇手🐍
不気味な見た目とは裏腹に結構真面目(?)に復讐を誓う男
不死身の男に見せかけて実は八つ子というリアル残機制ボディガード
「8人居る」って分かったら不死身のトリックがバレちゃうだろうし普段の学園生活どうしてたんだろう。クラス変えする時大変だったろうな
よく考えると手段を選ばないという覚悟は持っていたけど、別に悪いことしてないし頑張って事件の謎を追っていたのに犠牲となってしまって可哀想
それはそうと名前の付け方が五等分の花嫁スタイルすぎるだろ
戦刃むくろ
スーパーフィジカルシスコンお姉ちゃん
今作も傍迷惑な妹のために頑張っている
実は江ノ島に付き合ってるだけでむくろちゃんは絶望していないんじゃないか?という気もする。でも普通に人を殺しまくっているので擁護が出来ない
今まであんまり強さが分かってなかったのですが、4人を同時に相手して圧倒したり江ノ島に変装した際に異常なまでの身体能力で戦っていたりする。《軍人》ってそういう能力じゃないと思うよ
スーパーダンガンロンパ2のおまけでメインヒロインになるのですが、かなり可愛いので是非見て欲しい
江ノ島にさえ関わらなければ良い娘になると思うんだけどなぁ
松田夜助
間違いなく今作一番の被害者
まさか希望の子供たちと同じポジションだったとは
彼は絶望しているのではなく、絶望を希望として生きているキャラクターなのですね
幼い頃に奇病となった母を亡くし、心の拠り所となった江ノ島盾子が間違っていると知りながら手助けをやめられず
心から愛していたであろう江ノ島盾子に献身し、最も江ノ島に愛されていたから殺されてしまった男
しかも母の病気や愛していた事は江ノ島が深い絶望を味わうために計画されていた事
救いが無さすぎるよ……
一応彼の「治療」が成功していたら江ノ島は目覚めずに済んだのでしょうか
でもたまに人格戻ってたみたいだしなぁ。本当に報われないよ松田くん
下手したらダンガンロンパシリーズで一番可哀想なキャラかもしれない。無念
江ノ島盾子
押しも押されもせぬラスボス女
ぶっちゃけ希望ヶ峰学園編のダンガンロンパって「江ノ島盾子の物語」なんですよね
今回はいうなら準備編
戦刃むくろの変装練習、自身を被験者とした記憶喪失の実験、洗脳ビデオによる絶望の量産などなど本編につながるための下準備回でありながら大暴れ
(恐らくこの後松田夜助の研究成果もちゃっかりせしめて利用している)
そして本編が「ああなる」ので関わった人間全て超バッドエンド確定というとんでもない女
災害のようなキャラクターだ
疑問なのが「音無涼子」として使っていた超分析能力
これが江ノ島本来の能力なのかな?
他者を分析する事で予知に近いレベルで動きが分かる、また他者の動きを予知しそれをコントロールする事で「シナリオ」を自身の思い通りに動かす出来る……って感じ
だとしたらカムクライズルの持つ悩みって江ノ島盾子と同じものです
自身の才覚によって未来が分かってしまうから予想不可能な混沌を目指してしまう、ってのが彼らの絶望であり希望なのかな?
悪魔狩りのガブリエルとかもだけど「高い能力で未来が読めてしまうが故に自分にも読めない世界を求める」系ラスボスって一定数いますよね
流行りがあるのかしら
本編に至る「ゼロ」の名前からバッドエンドは覚悟していましたが思っていたより江ノ島が変態だったのでドン引いてしまった
裏表紙に「これは音無涼子と松田夜助の愛の話」みたいに書いてあるんですが、何か思っていた愛と違うというか
産卵を終えたカマキリのメスがオスを捕食する事を「愛」と呼ばれても人類は困惑するというか
でもあの江ノ島にも(絶望のための計算ずくだったのかもしれませんが)「殺したくなるほど愛する相手が居た」ってのは結構意外だったかも
恋とか愛とか分かんない女だと思っていましたが、本編でもむくろちゃんに対してあんな事するくらいには気に入ってはいるようで意外と情愛が消えたりしてるわけではないのかもね
そういう感情が残っているのにこんな事されると余計怖いのよ
アニメダンガンロンパ3以来久々の希望ヶ峰学園再訪、相変わらずこの学園は腐ってやがるぜ
でもこの味を求めている自分がいる。悔しい
最終的にアニメダンガンロンパ3でグッドエンドになるのを知っているので、こういったバッドエンド話も楽しかったね。(Fate/zero感)
ただやはりニューダンガンロンパV3の秘密がノイズとなってしまうのですが……
実は他にも霧切さんのノベライズ版があるらしいですね
その内読んでみようかな
ではでは今回はこの辺で
ありがとうございました
(終)
