お久しぶりです
ブログを書くのに時間が空いてしまいましたが私は元気です
いや、このブログに書くのにピンと来る映画がなかなかね……(言い訳)
今回はかなり個人的にピンと来る映画だったので筆をとった次第です
今回紹介するのはB級映画に詳しくない人でも名前だけは知っている(ような気がする)コチラ
「悪魔の毒々モンスター」
パッケージが既に「狙っている」
〈あらすじ〉
スポーツジムで働くメルビンは、真面目だがマヌケで皆にいじめられている
ある日、いじめっ子グループの作戦により笑い者にされパニックに陥った彼は窓を割ってビルから飛び降りてしまう
その下にあったトレーラーが積んだ核廃棄物に頭から突っ込んだことで、一命は取り留めるものの
彼の身体はみるみる変化し、化け物に姿を変えてしまう
化学変化から正義の心に目覚めたメルビンは「正義の怪物」として街の悪を退治して回るのだが……?
あらすじだけ聞くと
クレイモア級の地雷映画に見えますがしっかりした内容で、真っ当に面白かったです
本当だよ!嘘じゃない!信じてくれ!
主役のメルビン(人間態)
〈良かった点〉
名前は前から知っていたけど中々観る機会がなかった本作、正直そんなに期待していなかったのですがかなり面白くて最後まで見入ってしまいました
確かに「毒毒モンスターのチープな造形」、 「サイコパスを通り越したいじめっ子たちの動向」「脈絡なく映されるお色気シーン」などB級映画であることは間違いないのですが
役者の演技やカメラワークなどに気になる部分もなく一定水準以上であり、
勧善懲悪を描いたヒーローもの、人間が化け物に変化するSFホラー、悪人と戦うアクション、ヒロインとのラブロマンス、自らの力に苦悩するヒューマンストーリー、全編を通してこれを行うコメディなど、映画のあらゆる部門をミックスし
「大真面目に面白いB級映画を撮る!」という気概が感じられる作品でした!
(NGワード 「洗脳されている」)
ストーリーそのものも「不運で望まぬ力を得た主人公が悪を退治するも、自らの力に苦悩する」
という実質スパイダーマンといっても過言ではない王道ストーリーであり、随所に突っ込みどころ満載でありながらしっかり観られる内容です
アクションシーンやギャグシーンなどで緩急もつけてあり、内容自体はシンプル(無いに等しいと言ってはいけない)ながら最後まで楽しんで観ることが出来ました
メルビン(蹂躙態)と盲目のヒロイン サラ
俺がサラだったら笑いが堪えられない
〈悪かった点〉
これを言ってしまうと元も子もないのですが
全体的にチープ
モンスターの造形や御都合主義のアクション、唐突なラブロマンス
それらを狙って作られた作品なんですが、
大前提を理解していないと観るのは辛いかもね
また途中過激なシーンがややあります(一種のギャグシーン扱い)
間延びしたシーンが「毒毒モンスター」の日常として挿入されており、この辺りはスパッと切ってもまとまった映画になったかなー、という感じです
良くも悪くも
「人によっては笑えるけど、人によっては呆れて怒りだす」
振り幅の大きい作品という感じでした
僕は大好きだよ!
次回作もある。4分作である
初めて観ましたが長年話題になるのも頷ける本作
個人的にはかなりの良作でした
興味があれば食わず嫌いせずに試してみるのがおススメです
映画に毒があっても死にはしないよ!
(終)