*「ダンガンロンパ」「スーパーダンガンロンパ2」「絶対絶望少女」「アニメ ダンガンロンパ3」のネタバレを大量に含みます
あくまで個人の考察と感想と妄想だよ!公式とは一切関係ないよ!
はじめまして
他の記事を読んでくれてる方はいつもありがとうございます
ダンガンロンパ、スーパーダンガンロンパ2、絶対絶望少女とシリーズをプレイしていき、ついにアニメ「ダンガンロンパ3未来編 絶望編」まで観終わりました
これで希望ヶ峰学園編は終わりという事で、希望ヶ峰シリーズの考察みたいなものを卒論として書いていきたいと思います
〜考察〜
希望と絶望
ダンガンロンパシリーズでは「希望」と「絶望」がキーワードとしてよく登場します
でも結構曖昧というか、ふんわり「希望は良い事」「絶望は悪い事」くらいの意味で捉えてると思うんですよね
(作中はそのニュアンスで解釈して問題ないし)
実際に作中で言う「希望」「絶望」は何を意味しているか考えてみましょう
希望
本来は希望とは目に見えないモノですが、作品中で「希望」をダンガンとして放った人物がいます
苗木誠、日向創、苗木こまるの3人です
誠くんは
自分達がコロシアイの末に生き延びた事、世界の荒廃や暴走といった苦難を受け止めて、「それでも未来に向かって生きる」という決意
を希望として撃ち出しました
日向くんは
自分達が絶望として暴走、沢山の人々の生命を奪った事やメンバーを多数失った事を受け止め、人格や記憶までも失うリスクを承知で「新しく未来を生きる」という覚悟
を希望として撃ち出します
こまるちゃんは
自身に何のスキルや才能が無くとも戦うこと諦めないことの大切さを理解し成長し、絶望から皆を守る事を決めて「希望は前に進むんだ」と
ダンガンを発射しました
つまりこの世界では
自らの過去や才能に囚われる事なく、全てを受け入れて新しい未来を進んでいこうとする思い
が希望なのです
そしてこの思いを自らの内から生み出して、周囲の人々に伝染させる才能を「超高校級の希望」と呼びます
1と2では最終局面でメンバーは江ノ島(のアルターエゴ)と対峙
世界の真実を聞いて絶望してしまいますが、誠君、日向君の言葉によって全員が未来を諦めませんでした
こうやって「希望」を伝染させたから誠君と日向君は「超高校級の希望」と呼ばれます
こまるちゃんも大人達に未来を切り拓く気持ちを持たせている間は「希望」と呼ばれていました
しかし、子供達の事情を知って「未来を生きようとはしているが、一旦保留」状態になってしまったので「希望でも絶望でもない」少女になるんですね
絶望
では絶望とは何でしょうか
希望の逆
人や物事の未来を奪ってしまうこと
自由な未来を失ってしまうこと
未来を諦めること
です
(それをシンプルに行うのが殺人や破壊)
そして未来を奪う行為をさせたり、未来を諦める気持ちを他者にも伝染してしまう才能が「超高校級の絶望」です
希望と絶望が並べられますが、
絶望が破壊したいのは希望ではなく「未来」です
希望は未来へ向かおうとする黄金の意思であり、未来はその到達点です
だから絶望と対峙するのが「希望機関」なのではなく「未来機関」なのではないでしょうか
モノクマ/白と黒
この作品の看板
ダンガンロンパの「白と黒」というのは「希望と絶望」の比喩
です
なので白黒が入り混じったモノクマは希望と絶望の象徴としての意味があります


ただ白が希望、黒が絶望と決まっているわけではなくシロクマとクロクマのように「白い絶望」「黒い希望」にもなりえます
白でも黒でも、希望を持つし絶望もするのです
(全ての人はどちらの面も持っているという事ですね)
モノクマは作中で残虐なオシオキをするイメージがありますが、あくまでモノクマは操縦されるだけのロボットです
(全てのシリーズで操縦者がいる事が強調される)
希望と絶望そのものに意志はなく、それを誰がどのように扱うかで善か悪が決まります
1ではコントロールルームに入った朝日奈葵が、絶対絶望少女では塔和灰慈が、ダンガンロンパ3では未来機関がそれぞれモノクマを操作する側に回りました
操縦者次第で無害にも力にもなるのがモノクマ(希望と絶望)です
余談ですが石丸や日向くんが白くなるのは「未来に向かって生きる」という気持ちに溢れたからではないでしょうか
(希望のエネルギーに満ちた表現として白くなる)
超高校級の生徒会長 宗方京助


アニメダンガンロンパ3に登場した宗方
彼の才覚と手腕は誰もが認めるものでしたが、「超高校級の希望」とは呼ばれませんでした
宗方は過去に囚われているからです


宗方の思想に伝染され、彼を支えようとしている雪染や逆蔵などの仲間はいます
絶望編での彼は未来を目指す気持ちがあり、それを他者に伝染する事が出来るので「超高校級の希望」に相応しい人物です
しかし絶望編のラストには二人の江ノ島との関りを疑ってしまい、素直に彼らを受け入れることが出来ませんでした
なので未来編ではその事に囚われ、宗方は「過去」の話しかしなくなってしまいます
(「俺たちはいつから間違っていたんだ」とばかり話している)
最終的に二人を傷つけることでしか「許す」ことが出来ず、彼自身も深く傷ついてしまいました
(天願会長や絶望もそういった形でしか「許せない」)
宗方は未来を目指しているが、自他の過去に囚われ、それを受け入れることの出来ないキャラクターなんですね
なので彼は能力はあれど「超高校級の希望」にはなれなかったのです
ただラストに過去を受け入れ、未来を目指す事が出来るようになった宗方には「希望」の称号もあるのかもしれません
本人は誠君に任せちゃったけどね
超高校級の幸運 狛枝凪斗
スーパーダンガンロンパ2で登場した狛枝凪斗
彼は希望に強い憧れがあり「自分の事を超高校級の希望と呼んでくれ」というシーンまであります
しかし狛枝は
自他の絶望としての過去を許せず、自他の才能の有無に強いこだわりがあり、自他の未来を簡単に切り捨てる人間です
更に狛枝は作中で多くのキャラクターから「何を考えているか分からない」と言われる存在です
(希望側だけでなくモナカちゃんなど絶望側の人間にも理解されない)
彼は自分の思想を他者に一切伝染する事が出来ないのです
狛枝凪斗は「超高校級の希望」の真逆に位置するキャラクターなんですね
なので彼は「もう1人の希望の真逆」である江ノ島盾子に最も近く、彼女の事を彼女以上に理解できる存在にもなれます
(ただ狛枝自身は他者の未来を奪う事を考えているわけではないので「絶望」でもない。希望に属しているが「希望の反対」という妙なポジションにいる)
そして皮肉な事に
この「希望に憧れがあり、才能にこだわり、一部の人間の未来しか考えない」という思考は希望ヶ峰学園の理念に合致します
狛枝凪斗は
希望ヶ峰学園の理念には最も当てはまるが、彼の目指す希望には最も遠い
チグハグな存在なのだと思いました
江ノ島盾子
この世界の絶望の象徴
彼女は「世界の未来を奪う存在」「絶望の感染源」として登場しています
単純な殺人や破壊だけでなく、学園やゲーム内に閉じ込める「停滞」といった形でも未来を止めてきます
しかし彼女は完全な「悪」かと言われると難しい人物です
この作品では
「超高校級」の才能の持ち主はその才能の善悪や本人の意思に関係なくその才能を活かしてしまう
という法則があります
(勿論本人の努力や才覚で「超高校級」と呼ばれる人物もいる)
超高校級の才能があると
一切野球の練習をせず野球が好きでなくとも全国レベルの野球選手になってしまうし、
本人は善人でも他人に成り代わって生きることしか出来ない詐欺師にもなってしまいます
(七海ちゃん曰く「それがその人の才能だから」)
「超高校級の絶望」の才能を持っている江ノ島はその気があろうとなかろうと「絶望」の才能を使ってしまうのです
(まぁ江ノ島はソレを楽しんでやってる感じはあるけども)
彼女はその才能故に「未来に向かって何かを積み上げる」事が出来ません
(それは希望なので)
他者が積み上げたり未来に繋げようとしている何かを蹴り崩し、目の前の興味や悦楽のために肉親を殺し世界を破滅させる生き方しか出来ないキャラクターなのです
それを作中では「飽きっぽい」と表現しています
彼女は性格や一人称ですら続ける(未来に繋げる)事が出来ません
人格を維持出来ないほど飽きっぽく、生きる事に希望を持てない江ノ島にとって世界は「絶望的」だったのでしょうね
登場人物の中で
最も世界に影響を与える才能の持ち主であり、最も才能に振り回されている
のが江ノ島盾子なのではないでしょうか
希望の戦士達
江ノ島に保護され影響を受けた結果、塔和シティーで暴動を起こし大人達を殺害していた子供達
彼らは江ノ島盾子が「超高校級の絶望」である事を知っていながら「希望の戦士達」と名乗っていました
(「絶望の戦士達」とは名乗らない)
彼らは「親や大人を殺した過去を受け入れて、自分や子供達のために未来を開く」のが目的だから、彼らにとって自分たちは「希望」なのです
ですがモナカちゃんは「自他を巻き込んで他者の未来を奪う」ことが目的だったので絶対絶望少女の絶望なんですね
塔和モナカ
モナカちゃんはアニメダンガンロンパ3未来編にも登場
本編開始前に月光ヶ原美彩を殺害、そっくりなロボットを作成して成り代わって「コロシアイゲーム」へとちょっかいをかけていました
しかし久しぶりに表に出た本体の彼女にやる気はなく
「希望とか絶望とか面倒くさいからニートになる」
と宇宙空間に逃避をしてしまいます
一見訳が分からない展開ですが、ニートは「消極的な保留」ともとれます
彼女も「希望でも絶望でもない少女」を選択したという事です
こまるちゃんは
才能が無いが、暖かい家庭に生まれ、兄と仲が良い、友達を大切にする、未来を生きる気持ちはあるが現在は積極的な保留を選択している
少女です
モナカちゃんは
才能があり、家庭環境に恵まれず、兄と仲が悪く、友達を大切にせず、未来を生きる気持ちはあるが現在は消極的な保留を選択している
少女になるわけです
こまるちゃんとモナカちゃんは反対の関係にあるんですね
そして作中でこまるちゃんは「男性経験が無いこと」「兄との関係には法律が邪魔になること」を腐川に揶揄されています
明言はされていませんが、対比の関係と考えると恐らくモナカちゃんは兄の灰慈に肉体的な虐待を受けています
(灰慈が「ロリコン趣味で若ければ若いほどいい」と言っていることや、モナカちゃんに対して暴力を振るうことに躊躇いが無い描写がある)
こまるちゃんが「男性経験のない」「兄との関係に法律が邪魔をする」妹であるなら
モナカちゃんは「男性経験のある」「兄との関係を法律が邪魔をしない」妹なのではないでしょうか
言子ちゃんとモナカちゃん
モナカちゃんが新月に対してキスをして「これ以上の事がしたかったらお願いを聞いてくれ」と頼むシーン
この色香を利用して異性に言う事を聞かせる行為は、秘密基地内で葉隠浩子さんがやっていた「大人の女のやり方」です
他のメンバーには分かりませんが言子ちゃんはこれが「大人のやり方」と知っています
(母親がそういう事を教えているので)
なのでこの現場を目撃した言子ちゃんは感覚で「モナカちゃんは大人」だと気付いてしまい、終盤彼女を毛嫌いしてしまうんですね
(よりによって自分のトラウマのタイプの大人なので)
魔法使いがキスによって魔法(洗脳)をかけるシーンですが
同時にお姫様(モナカちゃんは皆のお姫様)のキスによって魔法が解けてしまうシーンになっています
苗木誠
我らが主人公
誠君は「自分には何の才能も無い」と言うのですが「人より前向きなのが自分の長所」とも言います
(キャラクター紹介にも長所として載ってる)
「前向き」というのは「欠点や失敗の過去を受け入れたうえで未来を見ている」という事です
彼は最初から「希望の素質がある」と明示されたキャラクターなのです
実は日向くんも最初から「前向き」と明かされている主人公
物語を通して誠くんは「超高校級の希望」として生きることを選択し「何があろうとも未来のために生きる象徴」になります
絶望を助けて裏切り者と呼ばれようと、未来機関の幹部が死のうと、想い人である霧切響子が自分のための犠牲となっても、足を止める事が許されなくなります
(宗方が過去を見ている事と対比になってる)
希望とは辛い生き方です
だから江ノ島は「希望なんてそんな良いもんじゃない」と言い
宗方は「世界には英雄が必要だが、お前にはそれが出来るのか」と問いかけるのです
霧切響子が誠くんにとっての「希望」なので、最後に霧切さんの無事を知って再建へと立ち上がれるんですね
七海千秋
スーパーダンガンロンパ2から登場の七海ちゃん
新世界プログラム上の案内役かと思いきや、実は現実の77期生であり、江ノ島の手にかかったクラスメイトでした
「超高校級のゲーマー」の彼女ですが、実は重大な役割があります
絶望編で七海ちゃんは、才能が無い事に悩む日向君と交流を重ねます
彼女に影響された日向君は「才能がない事を受け入れて未来を手に入れるため」カムクライズルプロジェクトに参加することに決めました
また七海ちゃんの影響で77期生が一致団結している描写もあります
スーパーダンガンロンパ2最終局面では絶望した日向君を励まし、彼は「絶望としての過去を受け入れ未来を手に入れるため」に卒業を選択する事にしました
彼女は「他の人に未来を目指す気持ちを伝染させる」キャラクターです
七海千秋は「超高校級の希望」なのではないでしょうか
(恐らく2の真の主人公は七海ちゃん)
なので77期生のメンバーは彼女の死をキッカケに希望が失われ絶望してしまうし、彼らにとっての希望のイメージは「七海千秋」だったのです
彼女が過去から伝染させた希望を繋いでいくのが「スーパーダンガンロンパ2」という作品なのだと思います
(希望は何があっても失われず、才能が無い者や絶望した者にも等しく与えられるというストーリー)
そして希望は何があっても消えることがないので「七海千秋を忘れない」のですね
腐川冬子
実は腐川もこまるちゃんに未来を目指させた「希望」
(なので腐川はこまるちゃんと一緒に希望のダンガンを撃つ力がある)
絶対絶望少女は腐川の希望がこまるちゃんに、
こまるちゃんの希望が大人達へと伝染していく話です
(同様に江ノ島の希望がモナカちゃんに、モナカちゃんの希望が子供達に伝染する)
そして腐川の希望は1で誠くんから伝染したもの
希望はこのように伝染していき、誰もが誰かの希望となっていくんですね
(なので絶対絶望少女のラストシーンで十神が「希望は伝染していく」と語る)
絶対絶望少女
腐川冬子は
自身の容姿、別人格の才能に強いコンプレックスを持ち、家庭環境も悪く、友達もいません
それでも決して未来を諦めない、とても強い希望を持つ少女です
(この希望は誠君から伝染したものであり、本人もそれを感謝している)
ですが彼女自身は希望を伝染する能力がとても低いんですね
作品を通して腐川はこまるちゃんにしか希望を伝染出来ませんでした
恐らく腐川だけが未来機関の研究生なのはそのためです
(未来機関は希望を伝染させるための機関なので)
対して十神は希望を(というか自身の思想を)他者に伝染する能力に優れています
彼はその力でゲームでもアニメでも指揮を執る立場であり、多くの部下がいて十神の命令を聞いている描写があります
絶対絶望少女に登場する拡声器型ハッキング銃
拡声器というのは「個人の声(思想)を大きくするもの」
ハッキングは「思考を染め上げる」表現です
これは超高校級の希望(絶望)の「自身の思想を他者に伝染する」という事を物理的に行っているのです
(いうなれば苗木誠は最強の生きた拡声器型ハッキング銃)
それをアクションに落とし込んだのが「絶対絶望少女」というゲームです
アクションゲームですが、やってる事はいつものダンガンロンパなんですね
本来であればオリジナルの希望を持つ苗木誠や、優れた伝染能力のある十神白夜が塔和シティーにやってきて事件は解決するはずでした
(なので十神が来たタイミングではハッキング銃は最強の状態で渡される)
ですがそれでは「ゲーム的に面白くないので」ハッキング銃は召使いによってナーフされてしまいます
ハッキング銃が弱くなるタイミングで
伝染能力の高い十神白夜は捕まり代わりに伝染能力が無い腐川冬子がパートナーとなり、
主人公は希望を生み出せる苗木誠ではなく希望を持たない苗木こまるであることが明らかになります
あの召使いはゲームの構造をメタ的に説明しているのです
こまるちゃんはハッキング銃で戦ってきた少女(本来拡声器がないと思想を伝染出来なかった)
ですが冒険を経て希望が伝染し、拡声器が無くても人々に希望を伝染できるようになったという成長を表しているのが秘密基地での大演説
希望ヶ峰学園
物語の舞台
しかし希望ヶ峰学園はチグハグな学校です
本来この世界では、才能の有無に関係なく自由な未来を描けないと「希望」ではありません
ですが希望ヶ峰は「才能に囚われている」学校です(この時点で希望の学園ではない)
才能の有無に関係なく未来を描けるようにするための方向転換の一つが予備学科です
「才能が無くてもお金を払えば未来を見ていいよ」という事ですが、コレは結局失敗に終わりました
更にアニメの中で「才能を伸ばすなら通常の授業は出席しなくともよい」という体制であることも描写されています
これでは才能を持っている人間でも自由な未来を描けることになりません
(野球の才能を持ちながら歌手になりたいと言う者もいれば、家業の極道を廃業して家族を真っ当な道に戻したいと思ってる者もいるのにその選択肢を与えていない)
「1つの才能がある1人の人間に、その才能が指し示す1つの未来を与える」学校になっているんですね
まぁそれが教育機関として正しいとは思うけども
これを方向修正しようとして生まれたのが
「全ての才能を全ての人が持っていれば、どんな未来でも描けるのではないか?」
という考え方であり、カムクライズルプロジェクトです
(だから希望のためのプロジェクトではある)
そのためにカムクライズルは
全ての才能を持ち(才能に囚われない)
過去や人格を全て失います(過去に囚われない)
理論上は「超高校級の希望」に相応しいスペックを持つ用に作られます
(なので日向君の人格が失われたのは手術のミスなどではなく意図的なものだと思われる)
しかし実際に生まれたカムクライズルは全ての才能を持ってしまったため、全てが「つまらない」として未来に期待を持てなくなってしまいました
そこを江ノ島に「絶望は混沌としていて未知数」だと唆され、彼女の見せる「絶望」を見届けることになってしまいプロジェクトは失敗してします
さらにやり方も穏便ではなく、洗脳や改造といった非人道的な物です
このカムクライズルプロジェクトの「才能や人格の上書き」が有効利用されると希望更生プログラムに、悪用されると人類総江ノ島化計画になってしまうわけです


最終的に希望ヶ峰学園(というか未来機関)が行き着いたのが
洗脳によって世界から絶望を消し去れば人類には希望しか残らない
という非常に尖った思想です
これは言い換えると「世界を希望に染め上げる」という事であり
江ノ島の口癖である「世界を絶望で染め上げたい」と同義です
白でも黒でも一色に染まった世界では何も自由には描けません
誰もが未来を描けない世界は何色でも絶望なのです
希望だけの世界も絶望だけの世界も、どちらでも同じことなので
江ノ島盾子は「どっちでも絶望的」と笑い
苗木誠は「白黒が入り混じったモノクロの世界を目指す」と未来を作るのです
誤った方向に向かっていた希望ヶ峰学園ですが、アニメダンガンロンパ3のラストで誠くんが学園長となり「再生 rebuild」されます
恐らく彼の作る新しい希望ヶ峰学園は、誰もが自由に未来を描ける、真に希望に溢れた学園となるのでしょう
まぁ長々と書いたんですけど
皆クヨクヨしないでポジティブに生きようぜ!
ってのがダンガンロンパってゲームなんですね
~結び~
という感じが希望ヶ峰学園編で思いついたアレコレです
妄想を炸裂させながらプレイしていました。楽しかったです
希望ヶ峰学園には長い事在学してましたが、なかなか良い学校でしたね()
アニメダンガンロンパ3でひと段落という事で、新しい学校に転校したいと思います
今度の学校は平和だといいなぁ
ではでは今回はこの辺で
そのうち書く「イマサラロンパV3」も読んで頂けると嬉しいです
読んでいただきありがとうございました
(終)