ぴにゃシネマ跡地

映画の感想やネタバレを綴るブログ

【映画感想】シン・ウルトラマン

*「シン・ウルトラマン」本編のネタバレを含みます

 

はじめまして

話題の「シン・ウルトラマンを観てきました

 

僕は仮面ライダー戦隊シリーズは結構観ているのですがウルトラマンシリーズは全然観ておらず、空想科学読本シリーズを読んでいる程度の知識しかありません

 

「評判良いし、面白いアクション映画を観に行くか」くらいの感覚で映画館に足を運んだのですが

これがめっちゃくちゃに面白くてカッコよくて泣いてしまったという話です

 

シン・ウルトラマン

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《あらすじ》

次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。
通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍威獣特設対策室専従班】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。
班長・田村君男(西島秀俊)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)、非粒子物理学者・滝明久(有岡大貴)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)が選ばれ、任務に当たっていた。
禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。
禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、神永とバディを組むことに。
浅見による報告書に書かれていたのは……
ウルトラマン(仮称)、正体不明】。

(公式サイトより引用)

 

開始10分

どこかで見たようなおどろおどろしい映像から本編開始

ちょっと字幕が早かったので完全には読み切れなかったけど、どうやら日本は突如現れた禍威獣によって何度もピンチになっているが、今のところは軍や科学者の力で撃退に成功しているらしい

人間って凄い

 

ウルトラマンがまだ出てないパート

シン・ゴジラでもありましたが現代で怪獣が出たらこんな感じなのかな〜って空気が良いですよね

あんだけピンチな状況なのに電話ばっかして許可だの委任だのしてるのが面白い

 

そして禍威獣ネロンガが容赦なく町を破壊していくのが凄い

戦隊モノで「巨大化した怪人とロボ戦〜」みたいのは結構見るんですけど、あくまで戦隊を倒すのが目的の巨大化だから街をメインに被害とか出さないじゃないですか

でも今回のはもう街めっちゃくちゃですよ

復興とか大変なんだろうなぁ

この時点で既にワクワクしてました

 

ウルトラマン登場

宇宙から銀色の巨人飛来

僕の知ってるのって赤と銀のアレなんだけど元々は銀一色なのかな?

 

さっそく禍威獣ネロンガとの戦いになるのですが

ウルトラマン強い

スペシウム光線めちゃくちゃ強い

笑っちゃうくらい強い

後ろの山削れてるやん

 

てっきり「プロレスみたいに肉弾戦してピンチになったらスペシウム光線撃つ」くらいの展開かと思ったら即撃った

コイツ戦い方に遊びがない

 

次は禍威獣ガボラ

長々と「コイツは体内に放射能を貯めてる可能性が〜」「核廃棄施設に向かって〜」って解説が入るんだけど要は

「今回はスペシウム光線使えないから肉弾戦します!!」

って事ですよね

ウルトラマン登場シーンでグルグル回ってだけど本家でもああいう登場するのか?

 

ドリルのような攻撃と放射能光線(?)を自らの身体だけで捌いていくのかっこいい

ガボラ戦のアクションめちゃくちゃ好き

 

現れた外星人、揺れる日本

更なる脅威外星人ザラブ

津田健二郎の妖しいボイスすき

ウルトラマンの正体をバラす」展開は最後までとっておくかと思いきや、かなり序盤で起きてビックリしました

 

この辺りから禍特対だけでなく政府も関係してくる

禍威獣は退治だけど、外星人は外交に利用しようとして逆に揺さぶられちゃうの面白いよね

外星人の方が地球人より地球人の扱い方が上手い

 

ザラブ、そしてメフィラスは禍威獣に比べて

ウルトラマン側に近く、より地球人を理解している存在」として描かれていたと思います

 

禍威獣……地球に封印されていた生物兵器。基本的に電気や核物質などの捕食などが目的で会話が出来ない?

 

ザラブ……地球人は駆除対象。外星人として技術知識を利用して地球人の同仕打ちを狙う。ウルトラマンとは戦いたくはないが、敵対するならば容赦しない。

 

メフィラス……地球人は利用できる存在。地球人に擬態し表面上の共生を望み、価値を独占しようとしている。ウルトラマンとも協力関係、あるいは不干渉の関係を望む。戦う事となればウルトラマンとも対等以上の力があるが、より上位の存在があれば手を引くこともある。

 

つまりこの作品で登場する相手は徐々に人間に対する理解度があがり脅威となり、よりウルトラマンには優しくなっていく構図になっています

 

最終的に現れるゾーフィ(ゾフィーじゃないの?)

人類を理解した結果殲滅兵器であるゼットンを持ち出していますが、ウルトラマンには同胞であり光の国に帰るように諭しています

 

対してウルトラマンは「地球に生きる小さな命を守っていきたい」と言ってくれますが、同時に「人間というものが分からない(だから分かりたい)」とも言います

作中で人類に対する理解度と強さが比例するなら、ウルトラマンはそこまで強い存在ではないんですね(より人間を理解していたメフィラスにも押されている)

 

カッコいいウルトラマン

そして最後、ゾーフィが起動した天体制圧用最終兵器ゼットン(空想科学界隈でも最強と名高い!)にウルトラマンは立ち向かうわけですが

あのBGMが既にヤバい

あのサイズ差。かなりヤバい

そして今までに使ってきたスペシウム光線や光輪が全く通用しない。ヤバすぎる

「なんか部品出た?」と思ったら、とんでもない攻撃に打ちのめされ撃墜されてしまう

こんなん絶対勝てないじゃん!

もう絶望感しかない

 

でもウルトラマンは人類にデータを託し、何とかゼットン打倒の策を手に入れる事が出来ました

しかしそれは成功したとしてもウルトラマンが無限の平行世界に飛ばされてしまう、彼の犠牲が前提となったもの

 

「それでは了承できない」とする班長「俺の命はこの星のために使ってくれて構わない」ウルトラマンは言ってくれたのです

 

人類はウルトラマンを利用しようとしたのに

「人間を理解できていない」と言ったのに

「自分も君達と同じ、他の星に住むただ1人の存在にすぎない」と自分で言ったのに

地球にたった1人孤独で、助けにきた仲間の手を払っても小さな命を救いたいと言ってくれました

 

あまりに彼が眩しくて、ボタボタと泣いてしまいました

 

最後の変身をしたウルトラマンに向かって思わず

「頑張れウルトラマン

と言ってしまって自分でビックリした

 

帰ってきたウルトラマン

そしてゼットンを倒す事に成功(あんな雑な倒し方あります???)

並行世界で救助に来たゾーフィと会話します

 

「生きたいと願う君の心がなかったら見つける事は出来なかった」

「自分は人間と融合して生きたいと願う気持ちと、死を覚悟する気持ちを手に入れた気がする」

そういう事を地球人が聞こえない場所で言うなよ!ズルいだろ!!

 

地球人の命は自分達と比べて遥かに短く、ゼットンを撃退した事により外星人の襲来も増えるだろうからと地球を守ることを決意するウルトラマン

その儚い命には彼を「仲間」「バディ」としてくれる禍特対メンバーも含まれています

ウルトラマンからしたらあっという間に消えてしまう存在です

でも「守っていきたい」と決めてくれたのです

カッコよすぎる

 

そして戻った神永

最後は「帰って来たウルトラマンという事で物語は続いていく……って事かな?

変に引っ張らないでスッと終わって流れるエンディング「M八七」

最高でした。歌詞が良い

 

ずーっとワクワク楽しんで、あっという間に終わってしまいました

「シン・ウルトラマン良かったです

「彼」が守ってくれた事を誇りたくなるような、背筋を伸ばして襟を正したくなるような、そんな気持ちになる作品でした

 

何かウルトラマンシリーズも見てみようかな

 

(終)