*この記事は「スーパーダンガンロンパ2」「ダンガンロンパ」のネタバレ予測感想を多分に含みます
〜前回のあらすじ〜
ついに始まった卒業試験
モノクマとの問答を経て
このジャバウォック島はプログラム上の架空の世界であり、現実のメンバーは眠りについた状態である事
コロシアイで「死んだ」メンバーは肉体は生きているが、心が失われた植物状態となっている事
今までの修学旅行はプログラム上だけで行われたゲームである事
そして自分達こそが世界を混沌に陥れた「超高校級の絶望」である事を知る
絶望するメンバーに「更なる絶望を目に焼き付けるがいい」とモノクマは
巨大な江ノ島盾子として正体を現したのだった
突然現れた(メンバーにとって)謎の女
心当たりは「コイツこそが江ノ島盾子」
しかし江ノ島盾子は前回のコロシアイ学園生活で死んだはず……?
ついに全ての元凶と対峙
しかし(相変わらず)テンションが異常で話が上手く噛み合わない
江ノ島アルターは「ドラマチックに卒業をプロデュースしたい」と
「"卒業"を選べば死んだメンバーが蘇る」プランを提案
それだけ聞けば魅力的だが
さっきまで話していた事(死んだメンバーは蘇らない)と全然違ううえ
江ノ島にとってのメリットが不明
で正直かなり怪しい
しかし「死んだメンバーが助かるなら卒業を選ぶしかない」というのも事実
江ノ島は「卒業」のボタンを押させようとするのだが……
「それは江ノ島の罠だ」
と本物の苗木誠からストップがかかった
彼こそ未来機関の苗木誠
今までこの世界に侵入を試みていたがウイルスに邪魔されて中々ここまで来れなかった
感動の再会(?)にもこのテンションである
「新世界プログラム」に入ってきた以上監視者である江ノ島の管理下に置かれてしまうが、「それも覚悟のうえ」
江ノ島の目的は「希望更生プログラム」を「絶望再生プログラム」に変えてしまう事
本来この新世界プログラムに「アバターの消滅」という事態は想定外
(暴力などは存在しない世界のため)
死んだメンバーの肉体に自分の記憶を上書きして現実世界へ目覚めようとしている
そうやって肉体を乗っ取り、未来機関の施設を制圧
同じように人々の肉体に自分の記憶を上書きし続けて人類を全て江ノ島盾子に変えるという途方もない計画だったのだ
〜卒業生と、卒業生ではないもの〜
「肉体を乗っ取ることが目的なら最初から皆殺しを狙えばよかったのでは?」
という恐ろしい疑問
江ノ島は「監視者の立場」を乗っ取ってしまっため監視者のルールに従わなければならず、自ら手を下す事が出来なかった
そのためにメンバー間でコロシアイをしてもらった
それが今回のコロシアイの理由
江ノ島盾子……お前は存在してはいけない生き物だ
そういやこんなルールあったな!?
コロシアイによりアバターを失った人間を作り、その体を乗っとるために「卒業」を選ばせようとしていた
ちなみに江ノ島は
「何人死のうが別に構わなかった」という超ド外道
関わる人間全ての未来を理由なく奪う存在
まさしく超高校級の絶望が江ノ島盾子なのだ
こんな危険な存在を外の世界へ解き放つわけにはいかないが、
メンバーが目覚めるために「卒業」を選べば江ノ島も外へ出てしまう
しかし江ノ島を出さずに皆が目覚める方法がある
それが「強制シャットダウン」
強制シャットダウンは
プログラム定員の15名の過半数が「卒業」と「留年」を同時に押す必要がある
江ノ島にもやり方バレてるやん
だが現在苗木くんを含めても6人しかいない
だからモノクマは「5人」になったらコロシアイを終わらせたのね
7人いると苗木くんがきた場合過半数を取られる可能性があるもんね
苗木くんは「彼らを信じている」と勝ち目がある自信を見せる
その彼らとは……
霧切さんと十神!
これで8人!
だから別人だっつーの
〜残るものと、残らないもの〜
過半数がそろったいま、強制シャットダウンを発動させれば「この狂った世界もろとも」江ノ島盾子は終わりだと言う
世界の破壊者ってそういうこと?
気になるのは強制シャットダウンが発動した場合、メンバーはどうなってしまうのか
強制シャットダウンを発動するとプログラム上の全てが強制終了される
卒業プログラムという正規プロセスを通らずに新世界プログラムを終わらせてしまうと
アバターの記憶の上書きを行わずに現実に戻ってしまう
つまり全員"超高校級の絶望"に戻ってしまい、
ゲーム上で起きた全ての出来事を忘れてしまう
「この世界」にしか存在しない七海千秋とモノミの存在も全て忘れてしまうのだ
更に未来機関は超高校級の絶望を抹殺したがっている
このまま目覚めれば未来機関に殺されてしまうかもしれない
強制シャットダウンをすると
・メンバーは超高校級の絶望に戻る
・死んだメンバーは植物状態
だが「コイツらに超高校級の絶望に戻るなんて選択は出来ない」と断言する江ノ島
そもそも「新世界プログラムに入ることを選んだのは絶望だった頃のメンバー」
江ノ島盾子を崇拝していたメンバーは
江ノ島と未来機関の戦いの舞台を作るため、新世界プログラムに入ったのだ
そして狙い通り、未来機関はコロシアイを止めるために身体を張って新世界プログラムに侵入してきた
「卒業」には教師役の承認が必要
このままシャットダウンが起きなければ苗木くん達はこの世界に閉じ込められてしまう
だけど苗木くんは
「彼らの過去ではなく未来を信じている」
……が
苗木くん達を絶望にたたき落とすのは江ノ島ではなく"黒幕"
「カムクライズル」であるという
〜日向創と、日向創ではないもの〜
「カムクライズル」は未来機関にとっても謎が多い人物
江ノ島盾子に消されたと思われていた
そもそも「カムクライズル」とは希望ヶ峰学園の創立者の事ではないのか?
「カムクライズル」とは希望ヶ峰学園の悲願
人類の希望となる才能を人工的に作り上げる希望育成計画によって作り上げた人工的な天才のこと
希望育成計画は創立者の名を取って「カムクライズルプロジェクト」と呼ばれていた
そして希望ヶ峰学園で13人の生徒を殺し、希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件を引き起こしたカムクライズルこそ
日向創なのであった
流石に驚く日向くん
希望ヶ峰学園に強い憧れを持っていた予備学科の日向くんは学園側に目をつけられ
脳に直接手術を行い、カムクライズルという「才能のみに特化した別人」に作り変えられてしまった
0章で狛枝と会話していたのはカムクライズルとなった日向くん
髪長すぎない?
そして「この世界」に江ノ島アルターを持ち込んだのもカムクライズル
このコロシアイ修学旅行の黒幕
本来はあらゆる記憶、趣味、嗜好、性格などを排除したカムクライズルであるはずの日向くんが、この世界で普通の高校生に戻っているのは奇跡的な事
当然、強制シャットダウンを行い記憶をリセットすれば「現在の日向創」は消滅してしまう
だが普通に「卒業」を選べば
現在の日向くんの記憶を引き継いだまま目覚める事が出来る
このまま強制シャットダウンを行い
仲間を大勢失い、記憶を失い、絶望に戻り、人格まで失って、「世界」のために犠牲となる事
果たしてそれは希望なのか?
「江ノ島盾子を解き放つわけにはいかない」と苗木くん達は強制シャットダウンを頼むのだが……
答えを出すことが出来ない
これはメンバーのデータを全て持っていた江ノ島にとっての予定調和
「全てゲームだから」分かりきっていた事
「過去」でも「未来」でもなく「停滞」を選んでしまったメンバーは江ノ島の力によってまた島に戻されてしまった
メンバーが皆生きている、南国の島で繰り返し続ける修学旅行
これが日向くんの望んだ希望……?
〜ゲームと、ゲームではないもの〜
繰り返す世界で、消えたはずの七海ちゃんから
「みんなはゲームじゃない」
と言葉を貰う
「皆が卒業しても、記憶を無くしても」
「みんなが私と作った未来を進み続ける限り、七海千秋は消えたりしない」
絶望を抱えたまま現実に戻る不安に押し潰されそうな日向くんに対して
「自分自身に胸を張れる自分になればいい」とエールをくれた
「君達はゲームじゃないから、才能もスキルも関係ない」
「希望も絶望も背負ったキミ達なら未来だって創れる」
と日向くんを引き戻す
七海ちゃんのくれたコトダマで不安や弱音を全て撃ち落としていき
覚醒する日向創
カムクライズルとして才能を引き出した状態で人格が日向創みたいな状態かな?
「未来は俺達のもの」
「皆が創ってくれた未来と戦う」
強制シャットダウンの決意をした日向くん
強制シャットダウンをしたら絶望に戻ってしまう事に不安を隠せないが……
「これはゲームじゃない」
「未来はいくらでも変えられる」
日向くんの言葉と
絶望の中で感じた光で全員が未来を創る事を決意
そして人間の弱さを信じていた江ノ島を「あの言葉」でロンパ
強制シャットダウンを発動した
崩れていく世界に消滅したはずのウサミが現れて江ノ島アルターを撃破する
お前ステッキ持ってたら本当に強かったんだな……
まさか次回作もお前じゃないだろうな
メンバーの決意を見届け、未来機関の3人もログアウトする
霧切さんスカート短っ
わずかに残された世界でメンバーが最後の会話を交わす
いつものように。いつもに戻れるように
そして最後の最後
日向くんはようやく七海ちゃんにお礼を言う事が出来たのでした
「私の方こそ、ありがとう」
「皆のこと、忘れないよ」
〜夢の終わりと、終わらないもの〜
現実世界、未来機関としての仕事がのこっている3人は本部へ戻るところ
あの後、現実世界に「絶望」として戻ったメンバーはこの島に残ることにしたらしい
未だに目覚めないメンバーのためなのか、その理由を語ったりはしなかった
だが「残る選択をしたこと」が今までの彼らとは変わった事
絶望と希望を受け止めた上で、新しい未来を創ろうとしている証
それはそうと未来機関の制服(?)全体的に黒すぎない?
まだまだ世界は絶望的事件の影響で混乱している
苗木くん達は「自分達の未来」を創るため、また希望のための仕事に戻るのでした
そしてジャバウォック島では「彼」が
「日向創」として、未来を生きようとしていた
エピローグ
未来の前の日
スーパーダンガンロンパ2 完
〜結び〜
やったー!
やっと終わったー!!
超楽しかったよー!!!
というわけで今回で「イマサラロンパ2」の本編はおしまいです
前作と同じく「あとがたり」を書いて一旦〆ようかと思います
(オマケとかも後々書いたりするかも)
リアルの諸事情で更新が遅くて本当に申し訳ありませんでした(´・ω・`)
(ゲームは早めにやってたんですがどうしても撮影して記事にするとなると時間がかかってしまい……)
ただゲーム自体はめちゃくちゃ楽しんだよ!
いやー。今回もシナリオライターの手の上で踊らされたな
もうクルックルでした
いいように翻弄されました
楽しかったです
steam版の「ニューダンガンロンパV3」も購入したので「イマサラロンパ3」もそのうち書き始めたいと思います
まずは積んでるゲームをある程度処理してからね……
主を見かけてもネタバレなどはせず優しく見守ってくれよな
趣味でチビチビと楽しんでいたプレイ記事でしたが、読んでくださってる方がいるようで本当にありがとうございます
またちょっとずつダンガンロンパの世界を楽しんでいけたらな〜と思っております
ではでは、今回はこの辺で
ご覧いただき、ありがとうございました
(終わり)