*この記事は「スーパーダンガンロンパ2」「ダンガンロンパ」のネタバレ予測感想を多分に含みます
〜前回のあらすじ〜
「最後の日」を迎え、遺跡に入ったメンバー
しかしそこはモノクマの作り上げた希望ヶ峰学園の成れの果てに繋がっていた
困惑するメンバーに「卒業試験」として「外の世界を知る」ように命令するモノクマ
希望ヶ峰学園を探索するうちに外の世界、希望ヶ峰学園で何が起きたのかを学んでいく
そしてたどり着いた教室で世界の管理人であるアルターエゴと対面
この世界は仮想世界であり、今までの修学旅行はウイルスであるモノクマが引き起こした虚構である事を教えられた
呆然とする日向くんは「向こう側」から「コチラが助けに行くまで持ちこたえて欲しい」と見覚えのあるシルエットに言われるのだった
〜卒業と、卒業ではないもの〜
アナウンスで伝えられた赤い扉
ここは前作ではオシオキのためのモノクママークだったところ
開くと見たことのない通路へ
ひたすら前に進んでいくと……
以前行った「遺跡の裁判場」へ
というより本当はココにいたはずなのに希望ヶ峰学園へワープした事の方が不自然
ここは「卒業試験会場」なんだとか
卒業試験のルールは非常に単純
各自に用意された「卒業」と「留年」のボタンのうち、自分が希望する方を押すだけ
全員の回答を多数決して進路を決定する
(回答しない、出来ない場合は「棄権」扱い。死んだメンバーは全員「棄権」となっている)
ただし「卒業」が選ばれてもモノクマが「外の世界へ出ても良いか」を判断してOKを貰わなくてはならない
「基本的に外に出たいならボクは止めない。決まりだから仕方なくやっている」とモノクマは言う
「監視者」のルールに縛られてるって事ですね
本来はコレはモノミの役目だったのでしょう
「さっさとボタンを押して帰らせろ」と叫ぶメンバーでしたがモノクマは手順として「謎」をどこまで解いているか確認を強要
「メインキャスト」が到着するのを待っているようで、メンバーの選択など正直どうでもよいようだ
こうして、モノクマとの最後の問答が始まる
〜現実と、現実ではないもの〜
まず「この世界の正体は何なのか」を聞かれ……
勝手に答えられた
ここは未来機関が作り上げた「新世界プログラム」の中
言うなれば「ゲームの中の世界」
されてるされてる
「メンバーがコロシアイをさせられていたのも」
「島に誰もいなかったのも」
「訳の分からない施設が沢山あったのも」
「モノクマがデタラメな力を持っていたのも」
全部ここがゲームだから
ただしメンバーは完全なプログラムというわけではなく、現実世界では機器を接続した状態で深い眠りについたような状態になっている
「学園時代の記憶」を消された状態で仮想世界で作られたアバターが今のメンバー
つまり「入学前の状態」を再現されている
新聞に載っていた西園寺が大人になっていたのは高校時代で急成長したためだった
現実世界の身体は大人でも、入学前の記憶から作られたアバターは小さいままだったのだ
さらに九頭龍と辺古山の関係も証拠
学園時代の記憶が2〜3年ほどだとすれば、毎日顔を合わせていたはずの2人はこの島に来た時に流石に違和感に気付いたはず(突然互いが3年分成長しちゃうから)
ココは現実ではあり得ない現象が起きている
どう感じても「現実」としか思えない空間
信じられないメンバー
脳を騙しきるほどのリアルなウソは現実になってしまう
プラシーボとかそんな感じね
あの皆で遊び、探索をしたジャバウォック島もプログラムによって作られた架空の世界
全ては日向くん達の脳がそう感じていただけの虚構の世界だったのだ
〜主役と、主役ではないもの〜
「この世界はニセモノ」である事を受け入れた瞬間、景色は一変
データが並ぶ真の姿が現れた
「今までがウソならウソで構わない」と九頭龍
なぜなら今までがゲームでウソならば
コロシアイも全てただのゲームであるはず
「死んだメンバーも現実世界では生きているはず」と一縷の希望が浮かんだ
しかし新世界プログラムはあまりに良く出来たウソの世界であるため、この世界の「死」は脳が活動をやめてしまうほどの影響がある
死んだメンバーは現実世界で身体は生きていても、脳が活動を止めている空っぽの状態
怒るメンバーに「オマエラをこのゲームに入れたのは未来機関だ」と矛先を変えるモノクマ
しかし「新世界プログラムは本来暴力の存在しない平和な世界」
ソレがコロシアイの世界に変わってしまったのはウイルスが原因
そしてウイルスはどう考えてもコイツ
(実際モノクマが現れるまで島は平和だった)
モノミは本来この世界の管理者
モノクマはモノミを倒し、管理者の立場を乗っ取ってしまった
モノミ、そして七海千秋はこの世界で15人を監視するために存在していたプログラム上の存在だったのだ
七海ちゃんは実在していなかったのか……
「そろそろ正体を明かせ」と詰め寄る日向くん
「正体を明かす前にメインキャストが到着した」とモノクマは語ると空間が揺れ……
苗木誠が現れたのだった
誠くんキター!!!
〜希望と、希望ではないもの〜
モノクマの待ち人はやはり苗木くんだったらしい
現在は未来機関に所属している苗木くん
「君たちを助けるの構わないが、自分達の状況を理解しなくてはならない」
とメンバーを警戒している様子を見せる
新世界プログラムは別名「希望更生プログラム」
希望ヶ峰の15人の生き残りを保護した苗木くん達
調査をするうちに、その生き残りこそが「絶望の残党」である事が判明したのだ
江ノ島盾子に心酔し影響され、世界の破壊活動、戦争、暴力……絶望をプロデュースした「超高校級の絶望」
現実世界のメンバーはその残党
流石に信じられない皆
実は狛枝だけはファイナルデッドルームのクリア特典でメンバーが超高校級の絶望である事を知っていた
狛枝の性格を考えれば、全員が絶望であれば皆殺しにしようとした事も納得できる
全員が絶望に染まったのは学園時代に江ノ島盾子と出会ったのが原因
アイツ本当にロクなもんじゃねーな
その記憶を取り除くために、記憶を消して希望更生プログラムにかけられている
ここで狛枝のヴィジョンが浮かんだ日向くん
自らの腕を切り落とし、江ノ島盾子の腕を移植していた
(超高校級の絶望は自らを傷付ける)
この視点があるって事はアイツって日向くん?
記憶を失う前のメンバーも自分も仲間も構わず過激な行動で絶望を振りまく存在だったのだ
(明言はされていないが、画像の絶望はどことなくメンバーに似ている)
〜真の絶望と、絶望ではないもの〜
自分達が「絶望」だと知り、まさしく絶望するメンバー
しかし「ボクの言う通りにすれば必ず救われる」という苗木くん
希望更生プログラムは「絶望の記憶を無くした場合のシュミレーション」
本来のルートからは大きく外れてしまったが、記憶を失ったメンバーは力を合わせて卒業試験までたどり着く事が出来た
あとは"卒業"を選ぶだけ
しかし「卒業」を選ぶと学園生活の記憶は完全に失われ、今のアバターとしての記憶を引き継いで目覚める事となる
(死んだメンバーは引き継ぐアバターが存在しないため目を覚まさない)
絶望としての記憶を残さないのは救い……なのかな?
「本当に目覚める必要があるのか?」と怯えるソニア
現在外の世界は混乱しており、自身らも数年という短くない時間と仲間を失ってまで現実に目覚める必要があるのか?
「今までオレたちはここから脱出のために頑張ってきた」と終里
ここから出なければ皆の犠牲が無駄になってしまうのも確か
「卒業」を止めようとしないモノクマに違和感がある日向くん
「卒業を決めるのは少し待ってくれ」と考えようとするが……
苗木くんの様子が変
何か違和感あるんですよね彼
学園で読んだメールと「苗木くん」の言葉の食い違いから彼が偽物である事を見破った
彼はモノクマが作り出した存在
ニセ苗木くんはメンバーを卒業させたがっていた
となるとモノクマの狙いはメンバーの卒業?
ただ卒業させたいだけならわざわざコロシアイをさせた理由がよく分からない
「正体を表してやる」とモノクマは変身を宣言
「巨大な絶望を目に焼き付けるがいい!」
空間が大きく揺れ……
!?
!?!?
コッチの台詞だよ
またお前なのかよ!!!
次回本編最終回
(続く)