はじめまして
皆様、虫は好きでしょうか
僕は正直好きではありません
「カブトムシやクワガタならなんとか〜」って人も多いのではないでしょうか
もちろん「どんな虫も大好きさ☆」って方もおられるでしょう
今回観たのはそんな虫の中でもある意味最もポピュラーなコイツらが巨大化して襲い来るコチラ
「アンツ・パニック 巨大蟻襲来」
既視感がある(地球防衛軍)
〈あらすじ〉
モトクロスバイクの大会で優勝を果たしたメカニックのブライアンとライダーのルーカス
優勝を祝う祝賀パーティが砂漠で開かれ、ゲストにドラマの主役「必殺マン」がやってくると彼らは大喜び
気になっていたガールフレンドのリサを誘い、砂漠でのビールパーティを楽しんでいた
しかし、ふとしたことから砂漠の横穴に大企業の研究所を見つけた2人は探検を開始
その奥ではエイリアンの遺伝子を組み込まれた巨大な蟻の研究成果がまだ眠っているのだった……
元ネタはゲームらしいです(原題はゲームタイトルの『It came from the desert』)
巨大蟻。怖い
今作、個人的には
中々良かったです
まず
メインである巨大蟻のクオリティが高い
上記の画像にもあるような人間並みの大きさのコイツらが大量にワラワラします
攻撃方法も体当たりや噛みつき、蟻酸を飛ばすなど多岐にわたり、モンスターシーンは見応えがありました
日常で見かける蟻だけに、身近な気持ち悪さがあります
ちょっとした蟻同士の会話シーン(!?)なんかもあったりして、知能があることも伺えます
左 ブライアン 右 ルーカス
極めて一般人 常にビールを求めている
次に
ストーリーに無駄がなくサクサク進む
「エイリアンの遺伝子で巨大化した蟻が研究所から解き放たれ、人々を襲うが主人公達が戦い解決する」
という特にこれといって語る事もないモンスター映画ストーリーをキチンと描いていました
ベタながらも王道のオチもつけており、ストーリー展開に文句はありません
(そうそう、こういうのでいいんだよ…)
逆に言えば目新しい要素は無いのですが、蟻をモチーフにしたモンスターパニックが観たければ充分な感じです
妙な人間関係とか謎の組織のいざこざを絡めて展開がグダグダするよりはよっぽど好感が持てました
ビールを飲む蟻。ゲップもする
逆に気になった点としては
王道すぎてちょっとあっさりしすぎているという事でしょうか
全体的にハイクオリティに無難にまとまっていましたが、尖った見所がなかったようにも思います
もうちょっと巨大蟻が大暴れしたり、主人公達が派手に活躍しても良かったかもね
(でもかなり出来がいいので贅沢な要望ですね)
女王蟻。カッコイイ
カメラワーク、演技、CG、アクション
全てが中々良かった本作
B級モンスター映画としてはかなりまとまっていたと思います
最後のエンドロールに流れるゲーム風にまとめた
あらすじもかなりのハイセンス
登場人物が「良い奴ら」なのでストレスなく最後まで観られるのもポイントが高いです
B級映画入門としていかがでしょうか
(終)